場所は神宮前二丁目なので、いわゆるウラハラのメッカ。
カウンターカルチャーが生まれたり消えたりするのには、なんだかぴったりなんじゃないかと思ったりもしています。
「アート/アーティストの価値をきちんと知覚できる社会の実現」
「アートを基軸に自己と世界のあり方に意味を紡ぐことのできる豊かさの実装」
そんなことを掲げていますが、今あるプレイヤーの座組からはこぼれ落ちてしまうけれど、やってみると良さそうなこと、そしてちょっとウキウキする面白そうなことを、とにかくどうにかやってしまおう。それをプロジェクトと呼んでしまえば、なんかいいよね。
そんな思いで活動しています。
自分の好きなものを、胸をはって好きと言えるオトナが増えてくれたら面白いし、自分の好きなことで生きていくのが当たり前の世の中にしたいって思ってます。人生一回しかないので、ほんとイマイチのことで忙殺されてる暇なんてないのです!
そして「好き」の理由がびっくりするくらいぶっ飛んでいて、想像の斜め上を言ってくれるオトナが増えたら日々が愉快になるだろうなぁと思うので、そんなオトナを増やすこと、そしてそんなオトナになる可能性に満ちたコドモたちに「大丈夫だよ〜!!」て耳打ちすることを趣味にしています。creativityって、そんなモチベーションを持ち続けることに相違ないって私は思うのです。
てなわけで、今年の春休みにやったkids_WSのご報告。
私自身の記憶から出てきた、とりとめもない英単語が書かれたバルーン。
それらを英語をまだ読み書きできないコドモたちに3つ選んでもらい、その言葉を元にストーリーを作ってもらう。
それを3回繰り返す。
そんなワークショップです。
https://vimeo.com/536627683/1cccb614eb
私とあなたの記憶は繋がっていたりするし、そもそも記憶なんていうものは、この広い世界をたまたま一つの場所と時間からの目線で切りとっただけの、この上なく儚きものであること。
だから改変だって捏造だって、思いこみや思い違いという名の下では日常茶飯事。
だったらよき記憶を、なるたけよいかたちで皆で共有できたらステキかもしれないよね。
そんな何かが伝われば、とコドモたちと一緒に遊んだ昼下がりの記憶。
これまた一つの記憶にすぎなかったり。
人生なんて夢かもしれない。
そんなことに気づかされた素敵な春の思い出。
anchoring feelings by words
yuki wasano, kids_WS, 2021
刻まれた記憶から生まれるたくさんの想いが、ふわふわと広い空のどこかに飛んでいってしまわないよう、想いを言葉にし、それらの言葉に紐をつけて、自分以外の誰かにしっかり掴んでおいてもらいたい。
そして、個人的な記憶から生まれでた想いたちは、誰かの作り出すストーリーに組み込まれることで、不思議と昇華されるようなイメージがあります。
とても優しくて、しかし俄かには意味が分からないけれど、でもきっと何か大きな意味を持つだろう予感のする時間は、それがたとえどんなに短くても、記憶に刻まれ、多くの想いをともない、そして言葉となり、私以外の誰かと共有されることで、世界をちょっとだけ美しくするような気がしています。
anchoring feelings by words
yuki wasano
@PROJECT501
thanks to girls
love nina & fuzuki