踊れる朗読、やさしいノイズ。
新種のImmigrationsB feat. 野宮真貴
ポエム/遠山正道
ギター/澤田知子
ドラム ギター/澤田アンドレ詩生
テルミン/街角マチコ
コネクター/森脇淳一
新種のImmigrationsB とは
2023年秋にコミュニティ「新種のimmigrations」からうまれた、新種のバンド。コミュニティの長である、遠山正道がポエトリーリーディングを担当。ギターの澤田知子とドラムのアンドレ詩生(16歳)親子による自宅スタジオでのジャムセッションをiPhone ボイスメモで録音したトラックに、テルミンの街角マチコがエフェクトを駆使したサウンドを大胆に重ね、森脇淳一が独自のバランス感覚でミックスしたオリジナル楽曲を、次々とストリーミング配信している。
13th SINGLE
フェリー (LIVE AT BENTEN)
14th SINGLE
私は何 (LIVE AT BENTEN)
かねて卯城竜太さんからイベントのことを聞き、現代アートをめぐる日本の状況を一緒に考えた遠山は、縁あって野宮真貴さんを自ら率いるバンドのスペシャルプログラムに引き入れた。それが今回の「新種のImmigrationsB+野宮真貴 音楽ライブ」だ。
全9曲を披露し、最後の曲が終わったのが22時10分前、観客動員は予想を遥かに超え、バンドメンバーの背後にまで回って聴く人たちも出る盛況ぶり。そして何より、終わったあと帰っていく人たちの表情がみんな穏やかで、ニコニコしていて幸せそうだったのが印象的だった。遠山のポエトリーのポテンシャルなのだろう。
(鈴木芳雄「今日もアートの話をしよう」より)